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翡翠(ひすい)

美しい石は古代中国で「玉」と呼ばれた。玉器は中国美術史において欠かせない存在であり、その歴史は古く、かつ独特である。
 
古代玉器の多くは天地や祖先の祭祀用いる礼器として制作された。とりわけ天を象徴する玉壁と地を象徴する玉琮が多く、 それらは天と地の橋渡し、人と神の交流を意味した。東周時代、儒家が重んじられ、玉は徳のある君子の象徴とされ、装飾品として 身につけることが流行した。
 
又、中国人は玉を副葬品として用いた。玉は肉体が朽ちるのを防ぎ、生命の再生を促すと信じられていたのである。 こうして玉は親密的な側面を強めていった。個人の装身具としての玉器は櫛・簪(かんざし)・指輪・腕輪・佩飾などがあり、杖・腰帯・帽子など にも様々な形の玉が飾りとして嵌め込めた。
 
玉器芸術は現在でも生き続けている。現代中国においても玉器を手に入れたり、身につけたり、贈ったりすることは一般的なことである。 婚約や結婚における理想的な贈り物とされる。それは、中国人が、玉は装飾・鑑賞のためだけでなく、災いから身を守り、福をもたらすものだ と信じるからである。
 
-『国立故宮博物館ガイドブック』より-